診療放射線学科/熊澤研究室

MRIと向き合い、未知なる可能性に挑む。

現代の医療現場では欠かすことのできないMRI。体内の器官の形態だけではなく、その機能や代謝の状態など、かつては目に見えなかった情報まで引き出せる画期的な機器です。私が学生のころMRIの性能が向上し、脳の機能の研究にも使われるようになりました。例えば、そろばんの達人は脳のどの部分を使っているか、絶対音感がある人の脳はどこが発達しているのか、そんなことが分かるようになったのです。
MRIの可能性は未知です。たとえば脳梗塞は、血管が詰まって脳細胞が死滅した時に画像として描出されますが、最近のMRIと画像解析の技術があれば、血管が詰まった段階で画像化でき、重篤な後遺症を未然に防ぐことができます。
MRIは2、3年次に「診療画像機器学」や「画像技術学実験」を必修で学びます。研究室では、その知識をもとにさらなる研究を行い、これまでに蓄積してきたシミュレーションデータを実際にMRIで検証したいとも考えています。本学には医療機関で導入されているものと同じMRIがあり、授業や研究で実際に使用することが可能です。これほど恵まれた環境の大学はほかにないでしょう。学生には研究の中で新しい課題を自ら見つけ、次世代で活躍できる人になってほしいですね。又女性の技師のニーズが多いので、MRIの分野だけでなく、さまざまな分野での活躍が期待されます。

熊澤 誠志 教授

  • 学位/博士(工学)
  • 研究分野/医用画像処理
  • 研究テーマ/MRIで撮像した画像の解析と情報の可視化
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