都市環境学科/石田研究室

災害に強く、正しく、美しいまちづくり。

シーニックバイウェイに代表される道路景観評価に関する研究やバリアフリー・ユニバーサルデザインの研究を行ってきましたが、近年は特に、防災・減災に向けた「電線共同溝」の整備効果に関する研究に力を入れています。
電柱・電線類を地中に埋める電線共同溝は、多くの災害が起こる日本において有効な施設です。災害時に電柱が倒れると、電気・電話が使えなくなるほか、道路をふさいでしまうため避難・救助活動の大きな妨げとなります。そこを電線共同溝にすることで、こうしたリスクが軽減されることが実証されています。また、空が広く見えて景観が良くなり、車椅子の方や子どもたちが電柱によって狭くなった歩道を通れない場合にも効果的です。しかし、日本は電線共同溝の整備が遅れています。整備に莫大なコストがかかり優先的に整備する手法を確立する必要があるほか、水道管やガス管などがすでに埋まっているため、場所ごとに構造を考えねばならないのが現状。早急な整備が必要と考えています。
研究室では、電線共同溝の基礎や必要性を学びます。整備効果を裏付けるため、実際のまちの写真を撮り、さまざまな指標から優先的に整備すべき場所を検証。電柱の見えない未来を目指して、効率良く電線を埋める設計を考え、CADを使った演習も行います。
美しいだけではなく、人にやさしく、有事の時のリスクも少ない。そんなまちづくりの研究を続けています。

石田 眞二 教授

  • 学位/博士(工学)
  • 研究分野/都市計画、地域計画
  • 研究テーマ/次世代の都市計画技法と都市デザインに関する研究
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